月に残った主人公ムッタとジャマイカ人宇宙飛行士フィリップ。
月面望遠鏡設置のため、
延々と調査・作業を続けるうちに、
陽気なジャマイカ人フィリップも、
テンションが下がり気味に。
そんな中、
「こちらヒューストン、キャプコムです。」のビンスからヒントを得るムッタ。
無駄を一切嫌うビンスは、いつも無駄無しクールそのもの。
ムッタが見習いアスキャン時代には、鬼の教官のビンスさん。
そんなビンスは、
月面に残る二人がストレスを感じているときも、
どんな情報であっても、その対応は変わらず、
ただ事実を告げる役割に徹する。
余分なストレスをかけないビンスの気遣いのように思えます。
「淡々と」#326
まさに、タイトルにあるように。
そして、話は、#327「自分への言葉」へ。
アンテナとケーブルの接続不良を探す船外活動中。
明らかに様子がおかしいフィリップに気がつくムッタ。
「ヤマン・・・」
ジャマイカ人が、フラットにヤーマンという段階で異常事態。
ここの描写は、面白いと思いました。
途方もない作業を続けていることに、意味があるのか、
と自問しているフィリップ。
エディに代わるコマンダームッタ。
自分たち二人の為に、日本で作業を繰り返したであろう福田さんの話を始める。
「自分のやっていることの意味を探す必要はない」
「やったことの結果が誰かの『意味ある事』になればいい」
とフィリップに言います。
この部分に、じ~んと感じるものがありました
子育ても似たようなもんか、と考えたり。
それに続く話も、勉強、仕事、日常生活に疑問を感じたときに、グッとくるだろうな、
と感じながら読みました。
ぜひ実際に読んでほしい箇所です。
迷ったときの自分への言葉、
まさにタイトルの「自分への言葉」です。
その後、ここ最近の恒例であるムッタとフィリップの「パシッ」「ゴッ」。
ビンスは、地球のアメリカ・ヒューストンにいますが、登場。
この3人の組み合わせは、
ビンス、ピコ、リックやビンス、ピコ、ムッタのような強いチームワークを感じます。
384,400KMという距離も意外に近いのかも。
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